戴帽式と看護師
病院実習に臨む前の看護学生が、教員からナースキャップを与えられる儀式を戴帽式と呼んでいます。看護師としての職業意識を高めること、責任を自覚するために行われていると言われています。このところ、ナースキャップの型崩れを防ぐ糊が院内感染の温床となるという理由から、ナースキャップをつけない医療機関がほとんどになりました。男性看護師のニーズも増えていますが、男性看護師が男性用のナースキャップをつけることに反対をする動きも過去にあったそうです。
現在では、儀式の慣例として戴帽式でナースキャップを授与する看護学校もありますが、戴帽式そのものをやめて、キャンドルの明かりを分け与える「戴灯式」に切り替えているところも増えているようです。セレモニーの手法は変わっても、看護師としての職業意識を高めることの他、実習を通じて社会へ初めて出ることへのエールも込められていますので、看護学生にとっては、なくてはならない儀式といえることでしょう。
